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大解剖!学生団体Vol.3~留学生チューター~

2024.04.04

「子どもの頃から、日本に行きたいという夢があった」「友達みたいな関係を目標」—— 留学生と留学生チューターの日々とは?

JWU PR アンバサダーによる日本女子大学の学生団体についてより詳しく知ってもらうためのシリーズ企画「大解剖!学生団体」。今回は、留学生の学生生活をサポートする「留学生チューター」をご紹介します!
ベトナムのフエ大学から日本女子大学へ留学し、国際文化学科で学ぶPHAM VU NHAT THI(ファン ブー ニャット ティー)さんと、留学生チューターを務める文化学科3年の冨田愛乃(とみたあやの)さんにお話を伺いました。

まずはティーさんが留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

ティー:子どもの頃から日本に行きたいという夢がありました。フエ大学に進学した理由も交換留学のプログラムがあり、日本に行ける可能性があったからです。昨年2月に日本女子大学教育学科の学生たちが海外短期研修でフエ大学に来ていたのですが、明るくて親切な方が多くて、良い大学だなと思い、日本女子大学への留学を決めました。ベトナムには女子大学は存在しないので、どのような雰囲気なのかも興味がありました。

そもそもなぜ日本に興味を持たれたのですか?
ティー:最初のきっかけはアニメでした。初めて見たアニメは「犬夜叉」です。日本のアニメが好きで「アニメで見た風景を実際に見たい!」と思っていました。あとは嵐のファンなので、コンサートに行くことにも憧れていました。

日本女子大学に来て、とくに印象に残っている授業はありますか?
ティー:中西裕二先生の「観光と文化II」の授業です。日本の経済が観光にどう影響するかを学びました。理解できないところもありましたが、とても興味深かったです。中西先生は1年間ベトナムに住まわれていたこともあり、ベトナムの文化もよくご存知です。授業で出された課題も「ベトナム語で書いてもいいよ」とおっしゃってくれました(笑)。
「この夏に行われる日本語能力試験でN2の認定を目指しています」(ティーさん)
「この夏に行われる日本語能力試験でN2の認定を目指しています」(ティーさん)
—それでは冨田さんにもお聞きしたいと思います。留学生チューターにはなぜ応募されたのですか?
冨田:大学生になったら色々なことにチャレンジしたいと思っていたので、留学生チューターにも入学時から興味を持っていました。ただ、1年生の頃は勇気が出なくて、今年度になって応募しました。応募時に意気込みや趣味を書いて、その内容をもとに国際交流課がティーさんとマッチングしてくれました。共通する趣味が多かったのもマッチングの理由の1つのようです。

—ティーさんとはどのように交流をスタートさせたのですか?
冨田:ティーさんが来日する1週間前からメールやLINEでやりとりをしていました。初日は空港に迎えにいき、寮まで案内するのが留学生チューターの役割です。ティーさんにはじめて会った時、日本語が上手なことに驚きました。英語を勉強しなきゃと思っていたけど、まったく必要なかったです。

ティー:愛乃ちゃんは、写真よりかわいくて、優しかったです! 電車の乗り方など分からないことが多かったけど、丁寧にサポートしてくれました。勉強面でもレポートの書き方など、日々アドバイスをしてくれます。

冨田:ティーさんからLINEで「『コトコト』の意味ってなに?」って聞かれたことがあって。なんて説明すれば良いのか悩みました。オノマトペは難しいですよね。ティーさんは一緒に授業を受けていると、日本とベトナムの違いをいろいろと教えてくれます。ベトナムは自動車が多くて、友達もバイクで通学しているとか。「ベトナムは雨がすごいよ」と動画を見せてくれたのですが、「すごい」の量が日本と全く違いました。

—留学生チューターをするうえで心掛けていることはありますか?
冨田:日本語で話しかけることです。英語などを使ったりしないで、極力日本語で説明すること。あと、ティーさんが何を言おうとしているか、途中でなんとなくわかっても、最後までちゃんと聞くようにしています。
「年齢も学年も国籍も違いますが、友だちのような関係になってティーさんをサポートしたいです」(冨田さん)
「年齢も学年も国籍も違いますが、友だちのような関係になってティーさんをサポートしたいです」(冨田さん)
—ふたたびティーさんに伺いたいと思います。日本に来てできるようになったことはありますか?
ティー:電車に乗ることです。どの電車に乗れば良いか分かるようになりました。ベトナムには電車はないので。あと、日本人と話すことに自信がつきました。来日したての頃は日本語に自信が無かったので、日本人と話すのが怖かったです。でも、私が理解できていないときは、親身に説明してくれることが分かりました。

—最後にティーさんの夢を伺いたいです。
ティー:まだ、具体的には考えていませんが、人と話すのが好きなので、ベトナムで日本人向けのガイドになりたいと思っています。多くの日本の方に私の故郷であるフエを紹介できれば嬉しいです。

—冨田さんにも最後の質問です。留学生チューターをやってみて、ご自身に変化はありましたか?
冨田:外国の方に対しても日本語や拙い英語でもいいから話しかけてみようと思えるようになりました。これまでは、アルバイト先で外国人のお客さんに会うと、話せないなと尻込みしていましたが、最近は「こんにちは」と自分から挨拶して会話できるようになりました。ちゃんと話そうと思えば誰とでも分かり合えることが分かりました。

—お二人の友達のような関係性も伺えよかったです。これでインタビューを終わります。ありがとうございました!
ティー、冨田:ありがとうございました!
取材/執筆 JWU PR アンバサダー A.T
休日に一緒に出かけることも多い、写真は渋谷のカフェにて(本人提供)
休日に一緒に出かけることも多い、写真は渋谷のカフェにて(本人提供)