中国福彩app官方下载

图片

第5回地域連携イベント「歌って遊ぼう わらべ歌!」

2025.02.14

【社会連携】板橋区教育委員会×日本女子大学社会連携教育センター

10月13日(日)、本学と板橋区教育委員会との連携イベント「歌って遊ぼう わらべ歌!」が板橋区立中央図書館で行われ、計7名の子どもたちが参加しました。これは2014年4月に中国福彩app官方下载と板橋区教育委員会が、学術中国福彩app官方下载の発展と教育施策の充実のために締結した包括連携協定のもと、今回で5回目の開催となります。

第4回の開催報告はこちら
板橋区立中央図書館の1階図書館ホールにて
板橋区立中央図書館の1階図書館ホールにて

外遊びでわらべ歌を練習!

本イベントは板橋区立中央図書館の姉妹図書館であるイタリアのボローニャ市立サラボルサ児童図書館との連携事業でもあり、サラボルサ児童図書館が取り組む「わらべ歌の収集プロジェクト」に賛同して行われています。第4回までのイベントと同様、今回もサラボルサ児童図書館へ送るためにわらべ歌を収録することを子どもたちには事前に伝えてありましたが、イベント開始はまだ緊張の面持ち。
参加した子どもたち同士も初対面のため、いきなり収録するのはなかなか難しいので、まずは外遊びをしながらわらべ歌を練習しました。今回、共有した歌は「十五夜さんのもちつき」「とおりゃんせ」「たけのこいっぽんおくれ」「なべなべそこぬけ」など。子どもたちはそれぞれ知っている歌を教え合いながら、わらべ歌を楽しんでいました。

わらべ歌「十五夜さんのもちつき」では杵と臼と餅に見立てた布を使用
わらべ歌「十五夜さんのもちつき」では杵と臼と餅に見立てた布を使用
わらべ歌「たけのこいっぽんおくれ」
わらべ歌「たけのこいっぽんおくれ」

わらべ歌を収録してイタリアへ

外遊びをしながら練習した後は、図書館ホールに戻っていよいよわらべ歌を録音します。まず、子どもたちは得意の手遊びをしながら、生き生きとした歌声を披露してくれました。この録音データは第4回までの取り組みと同様、イタリアのボローニャ市立サラボルサ児童図書館のWEBサイトで公開されます。
本イベントの講師を務める本学児童学科の根津知佳子(ねづちかこ)教授によると「何気なく歌われているわらべ歌の中には、メロディや歌詞に地域差があるものや、今と昔で遊び方が違うものがある」と言います。いつの間にか歌われなくなったわらべ歌も、少なくありません。世界各地で歌われているわらべ歌を録音する本取り組みは、今後ますます重要になっていくのはないでしょうか。

手遊びをしながらわらべ歌を録音
手遊びをしながらわらべ歌を録音
「歌って遊ぼうわらべ歌!」での収録データを、イタリアのボローニャ市立サラボルサ児童図書館で聴く(2023年12月27日)
「歌って遊ぼうわらべ歌!」での収録データを、イタリアのボローニャ市立サラボルサ児童図書館で聴く(2023年12月27日)

「楽しかった!」「また参加したい」

参加した子どもたちにアンケートを実施したところ、「みんなで歌ったり遊んだりしたこと」や「まだ知らないわらべ歌を知ったこと」、「歌の録音」が楽しかったという回答がありました。また「イタリアボローニャのわらべ歌も知りたい!」「また参加したい」という声も聞かれました。デジタルネイティブ世代の子どもたちにとって、わらべ歌で遊ぶ機会は減ってきているかもしれません。しかし本イベントを通して、みんなで遊ぶわらべ歌の楽しさを感じてもらえたのではないでしょうか。