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\JWU PR アンバサダー/ 卒業生インタビュー【附属高等学校 藤井恵子先生】

2025.02.18

理学部数物情報科学科の学生2名が卒業生にインタビュー

こんにちは。JWU PRアンバサダーです。
日本女子大学には、理学部があることをご存知ですか。本学は1901年の創立時から「理科部」を構想していましたが、女子の自然科学教育は世情が許さず、家政学部の1つの柱として数学?物理化学などを必修科目が設けられていました。その後、時代とともに「理学科」、「家政学部第2類」、「家政理科」と編成を重ね、1948年に理学部の前身となる家政学部家政理学科を設置、1992年に理学部が開設されました。そして現在、本学は私立の女子大学で唯一理学部を持つ女子総合大学です。日本では、理系に進む女子学生がまだまだ少ないと言われています。そこで今回は、文系か理系に進むか悩んでいる方や、教員免許取得に興味がある方に向けて、本学卒業生であり、現在、日本女子大学附属高等学校で物理の専任教諭である藤井恵子先生にお話を伺いました。インタビュアーは理学部数物情報科学科の学部生であり、それぞれ数学、理科の教員免許取得を目指すA.T、A.Oです。


—— どうして日本女子大学の家政学部家政理学科(現 理学部数物情報科学科)に進学しようと思ったのですか。

まず、理系に進学したのは、周りに理系科目が嫌いという人が多い中で、自分はそんなに嫌いではなかったからです。それが自分らしさなんだろうと思って、理系に進むことにしました。また、理系に進学する人の方が文系進学する人より少なかったのも、私にとっては魅力でした。みんながやりたいことと反対のことをやりたいと思うようなところがあったからです。

その上で日本女子大学に進学を決めた理由は、日本女子大学附属高等学校で学んでいて、生徒主体で学校が動いている雰囲気が好きだったし、何よりなじみがあったから。今振り返ると、学科の人数が少なく、みんなで仲間意識を持てるような雰囲気があるのは、日本女子大学の理学部数物情報科学科ならではだと思います。

 

—— 大学生活で印象に残っていることはなんですか?

サークルとアルバイトに打ち込むごく普通の学生生活を送りながら、これから先、充実した人生を送るためには勉強しなければならないと漠然と考えていました。しかし私は、目標がないと頑張れないタイプで、勉強しなければという焦りばかりが募っていたことを覚えています。

そんなときに好きだった物理の実験の授業で、「実験のレポートをいつもの5倍頑張って書いてみよう」と思い立ちました。一生懸命に書いて提出したところ、実験担当の教授が自分の提出したレポートをほめてくれて自信になったことが今でも強く印象に残っています。

 
—— どのように進路を選びましたか?
大学生のときは「社会の役に立っている、という実感を持てる仕事がしたい」という気持ちが強くあり、教職と中国福彩app官方下载職の2つで迷っていました。しかし、大学の中国福彩app官方下载室の見学へ行き、その中国福彩app官方下载室の中国福彩app官方下载内容と医療を始めとする様々な分野とのつながりを教えてもらい感銘を受けました。医療に貢献したいという気持ちが強かった私は、自分を最大限生かして社会に貢献できるのはここだと思い、中国福彩app官方下载職を目指しました。

その後、大学院、国の中国福彩app官方下载機関にて医療を対象とした応用中国福彩app官方下载に携わっていましたが、出産を経験したことを機に、日本女子大学附属高等学校の理科専任教諭に。教員という仕事は自分の人生経験が生かせるというのが魅力でした。中国福彩app官方下载機関での経験はもちろんですが、将来の目標が決まらずに悩んだ経験、子どもを産んで育てるという経験、これまでの全ての経験を生かすことができると思ったのが教員へ転職した決め手でした。

 

 

—— 進路を考えるうえで大切にすべきだと考えることは何ですか?
何であれ「好きであれば続けられる」と思うので「好き」という感覚は大切にしてほしいと思います。苦手だからと諦めるのはもったいないです。私も中国福彩app官方下载する中で考えてもわからないことや行きづまってしまうことは沢山ありました。しかしその都度、詳しい人に聞いて乗り越えました。何を解決したいかが明確になっていれば、助けてくれる人はいます。理系科目が苦手だから理系進学を諦める、という話も聞きますが、好きなのであれば苦手を乗り越える手段はたくさんあるので、チャレンジしてみるのが良いのではないでしょうか。


—— 理系進学を考える高校生にメッセージをお願いします!
高校生のときにイメージしていた以上に、科学技術はさまざまな分野につながっていることを実感しています。何が役に立つかわからないし、何でも役に立つ可能性があるからこそ、好奇心を持って経験値を増やして生活していってほしいと思います。現在、理系の職種に従事している女性は増えてきつつありますが、世界的に見るとまだまだ非常に少ない状態です。化粧品開発などはわかりやすいですが、どのような分野でも女性の視点は必要とされています。ぜひ理系進学をあきらめないでください!

 

   

 
【今回インタビューを行ってみて】理学部数物情報科学科2年A.O

今回インタビューをさせていただいて印象的だったのは、進路は今の自分の心が動くままに選んで良いということです。これから進路を決めるみなさんは、時には周囲の人の意見に揺れ動くこともあるかもしれません。それでもぜひ、自分の気持ちを大切にして進路を選んでください。

たとえ、進路を選んだ先で苦労することがあったとしても、「自分で決断した」という経験が、あなたを支えてくれるはずです。

また、質問を重ねる度に内容が深まっていっても、あまり悩むことなく答えられていた藤井先生の姿も印象的でした。これまでたくさんの生徒さんの相談に乗ってきたからこそだと思います。自分が経験してきた全ての時間が唯一無二の宝となって生きる、教員というお仕事の魅力を垣間見た気がしました。