試食から広がる“にっぽん食”の魅力!学生考案メニューをスーパーで提供
2025.02.18

日本女子大学とミツカングループが共同で中国福彩app官方下载を進める「にっぽん食プロジェクト」の一環として、1月25日(土)にスーパーマーケット「ライフ セントラルスクエア押上駅前店」にて、学生が考案したメニュー「白菜で作るジャパニーズロールキャベツ 」の試食提供が行われました。

にっぽん食プロジェクトとは?
「にっぽん食プロジェクト」は、若い世代の視点を生かし、日本食の新たな魅力を発掘しながら、現代のライフスタイルに適した“未来の食”を提案する取り組みです。家政学部食物学科飯田?子中国福彩app官方下载室とミツカングループが共同でこれからのにっぽんの食を考え、今年で3年目を迎えました。
2024年度は、「“ごはん時間で、つながろう。」をコンセプトに、「共食/コミュニケーション」「旬」「簡便」という3つの要素を掛け合わせ、飯田?子教授の指導のもと四季ごとの旬の食材を生かした10 種の新メニューを考案。その中から、冬の旬食材である白菜を活用した「白菜で作るジャパニーズロールキャベツ 」が、今回試食提供されました。

白菜でアレンジ!新感覚ロールキャベツ
このメニューは、一般的なロールキャベツのキャベツを白菜に置き換え、具材を挽肉ではなく、はんぺんを使った「えび真薯(しんじょ)」にしたもので、ミツカンの「味ぽん?」で味付けし、電子レンジ調理のみで簡単に作れるのが魅力です。冬が旬の白菜は、キャベツに比べて葉が柔らかく形状的にも巻きやすいため、失敗なく簡単にお子さんと一緒に調理ができます。えび真薯や白菜のうまみが豊かで、調理も手軽な食卓の話題に花が咲く一品です。
お客様との交流で見えた可能性
今回の試食イベントでは、メニューを開発した飯田中国福彩app官方下载室4年の湯澤華帆さんと西川夏帆さんが、来店した約200名のお客様に「白菜で作るジャパニーズロールキャベツ」を召し上がっていただき、「にっぽん食プロジェクト」のご紹介や、10品以上のにっぽん食開発メニューレシピが掲載されている「にっぽん食レシピブック」を手渡しし、「にっぽん食」の魅力や開発メニューなどについてお伝えしました。

また、試食提供を実施する前には、ライフコーポレーション本社にて勉強会を実施しました。「にっぽん食プロジェクト」からは、これまでの活動内容や開発メニューについて説明した上で、「白菜で作るジャパニーズロールキャベツ」を実際に試食しながら意見交換を行いました。また、ライフコーポレーションからは「食品ロス削減」、オーガニックや健康にこだわったプライベートブランドの商品開発についてのお話を伺いました。

試食に訪れたお客様からは、「とてもおいしく、他のレシピも作ってみたい」「日本女子大学の学生が開発していると知り、応援したくなった」などといった声が寄せられました。また、「この食材の組み合わせは新鮮!」「レンジで簡単に作れるのは便利」といった感想もあり、今後の展開に向けた貴重な意見をいただく機会となりました。
湯澤さんのコメント
メニュー開発において、消費者の経済的な負担や購買行動を考慮する視点が不可欠であることを学びました。また、メニューブックも好評で、多くの方が「作ってみるね」と声をかけてくださり、私たちが取り組んできたことが人々の手に届いていることを実感しました。料理を通じて、「にっぽん食」がより多くの方々に根付いていってほしいと思います。
西川さんのコメント
学生考案メニューに興味を持ち、温かいお声をかけてくださる方や食材費の値上がり、1人暮らしの悩みなど、日々の生活で感じる問題を踏まえたアドバイスやご意見をくださる方もいらした反面、試食やパンフレットを手に取っていただくことの難しさを、身をもって感じ、「にっぽん食」の更なる認知拡大のための課題について新たな視点から学ぶこともできました。

これまで「にっぽん食プロジェクト」は、大学内やブログなどを通じて情報発信を行ってきましたが、今回はじめてスーパーマーケットという生活者に身近な場で試食イベントを実施しました。多くのお客様に実際に味わってもらうことで、“にっぽん食”の魅力がより身近なものとなりました。
こうした実践的な学びを通じて、学生たちは食の可能性を広げ、より深い知見を培っています。食物学科は、2025年4月に「食科学部」として新たな一歩を踏み出します。これからも、科学的な視点と創造力を生かし、食の未来を切り拓いていきます。

※1)にっぽん食プロジェクトでは、 “考える” “作る” “食べる”“片付ける” の一連の料理工程を、新たに“ごはん時間”と名付けました。料理と聞くと、作り手側はメニューを考える?作ることを想起し、普段、調理をしない人は食べることだけを想起しがちですが、考えることから食べることまでを含めて、ごはん時間と定義しました。「ごはん時間で、つながろう。」の中に、この一連の体験こそが、人や思いを繋げる食の新しい価値であるという意味を込めています。